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プロライダーはどうやって板を選んでいるの?

天海洋(K2)の場合

プロライダーのスノーボードの選び方をご紹介する人気コーナー。今回は天海洋くん(K2)です。
気さくでいつも陽気なヨウ君。スノーボードは、いつ何をしでかすか分からない、見ていてワクワクするような、華のある滑りがかっこいい!かの名作ムービー「ニセコダウンチル」の中心人物であるヨウ君は、来期にどんな板を選んだのでしょうか?

※ プロライダーはどうやって板を選んでいるの?
①原田マサオミ /②堂前和也/③鈴木裕司④清原勇太⑤南谷孝太郎⑥渡辺大介

見ていてワクワクする超実力派エンターテイナー

かつてはボーダークロスの全日本チャンプとして名を轟かし、BIG AIRの国際大会では外国勢に交じって準優勝をもぎ取るなど、百戦錬磨の勝負師としてシーンを沸かせてきたヨウ君は、ニセコに腰を据えて早10数年、愛する妻子とともに幸せなスノーライフを送っています。


ヨウ君の滑りは一言で言って「超上手い」これに尽きます。
美しいフォームから繰り出される鋭いターンで、ゲレンデを自在にカービングしたかと思いきや、フリーライディングでは地形を使って豪快にバックサイドロデオ!いつも滑りに遊び心が溢れていて、次は何をするのか、見ていてとてもワクワクします。ただ滑っているだけでも人を魅了する、プロの滑りとは彼のようなことを指すのだといつも思っています。
サイト管理人もヨウ君には実に様々なことを学ばせてもらっています。


そんなヨウ君と、盟友廣田鉄平君が中心となり、2年の歳月を重ねて完成させたムービー「ニセコダウンチル」は名作と呼ぶにふさわしい、類い稀なる傑作ムービーです 。
ニセコ近郊のロケーションで、「これでもか」と見られる良質のパウダーフッテージ。しかもそのほとんどが晴天快晴の「THE DAY」ばかり。10年後に見ても心が躍るような、不朽の名作「ニセコダウンチル」まだ見てない人は是非チェックしてみてくださいね!

そんなヨウ君に現在の「スノーボードにおける関心ごと」を聞いてみると
「スケートのダウンヒルを、スノーボードのダウンヒルにもリンクさせたような滑り」
という非常に奥深い答えが返ってきました 。
スケートのダウンヒルは、スノーボードの雪面に比べて路面が圧倒的にきれい。それだけに、一連のターンの動きを、己と向き合いながら修行することができます。
「バンクでのアーリーウープだったり、フォームもそうだし・・スケートでスライドさせるのはスノーボードでパウダースプレー上げるのと一緒だし・・・」
さすがは横乗り研究所の所長!ちょっと聞いただけでは分からない、何とも興味深い回答。もっと詳しく聞きたいっ!※SPECIAL THANKS TO GROOVY420TV


早くからニセコの土地でスノーボードの様々な本質と向き合ってきたジャパニーズ・オールマウンテン・フリースタイラーの先駆者は来期にどんな板を選んだのでしょうか?

ヨウ君がチョイスした来期のK2 SNOWBOARD

ヨウ君の身長は170センチ。体重62キロ。
彼がチョイスした来期K2ボードはこちらでした。

「この一本でずっといけちゃう」万能ボード

K2 PEACEKEEPER 159

ヨウ君がここ数年「一本で何でもいけちゃうから」と好んで乗っているのが、K2のPEACE KEEPERというモデルの159cm
バックカントリーの最も危険で過激なラインを攻めるべくして作られたこのモデルは、高速スピード時にも確かなエッジホールドを可能にし、急斜面の着地でも抜群の安定感
パウダースノーを滑るために設計された形状BC SHAPINGはターンの進入をよりスムーズにし、BC ROCKER構造が、大雪でもまるで圧雪バーンを滑っているかのようなパフォーマンスを維持したまま浮力を維持

ロッカー特有の浮遊感、ルース感と、フラット部分のエッジの食いつきや着地のコントロールを両立させています。

「バッチリキレるし体も倒せる。後ろ足の下にハリがあってテールが抜けることが無い」
とヨウ君が絶賛するのは、パウダーに特化したBC SHAPING,BC ROCKERに加えて、オーリーバーと呼ばれるカーボンパネルも一役買っているんだそう。

「春もイケる!K2は春サイコー」
とヨウ君。
前回までにお話を聞いてきたライダーの多くは、春雪のコンディションに合わせて板をチェンジする人が多かったですが、ヨウ君はこのPEACE KEEPER159で、春雪も含めた多くのコンディションで使用しているとのこと。


コンディションに合わせてスプリットボードも併用


ULTRA SPLIT162

加えてヨウ君は、雪山のコンディションに合わせてスプリットボードも併用。新雪をロングライドする時なんかは、スノーシュー&PEACE KEEPERのコンビから、ULTRA SPLIT162に履き替えてサクサク斜面を登り、身軽にクルージング。
ヨウ君はどんな山でも己のスタイルで冷静に攻めるライダー。時と場合に合わせて臨機応変にギアを変え、滑る時のタイムロスがない



ヨウ君が板を選ぶ基準は??

「バランスの取れた板かな。パウダーやフリーライディングを重視しているけど、エアもいけちゃう板。K2の板はいわゆるパウダーボードと違って、そこまでノーズ幅がでかくないから、ジャンプもできてバランスがいい」

ゲレンデからバックカントリー、ジャンプからカービングまで、スノーボードの多くのジャンルを楽しむヨウ君。選ぶボードも全ての動きが無理無くできるように、バランスのよいモデルをチョイスしているんですね!


天海洋(あまがいよう)

身長170cm 体重62kg
レギュラースタンス
スタンス幅52cm 前24°後ろ6°

sponsor:K2 SNOWBOARD P.RHYTHM SMITH SNOWMAN HIMARAK GLOVE COAL

※ プロライダーはどうやって板を選んでいるの?
①原田マサオミ /②堂前和也/③鈴木裕司④清原勇太⑤南谷孝太郎⑥渡辺大介

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