レッツゴースノーボード

どうしたら上手くなる?

上手くなるにはどうしたらいい?
④ 早朝の一本目を大切にする

朝イチには上達する要素が詰まっている

上手くなるための、スノーボードに対する向き合い方を考えていくコラムの第4弾は「朝の一本目を大切にする」です。
朝早起きしてリフト一番機に乗ることは、技術に関わらず、上達する要素がふんだんに詰まっています。サイト管理人はどちらかというと朝が苦手ですが、早朝一発目の大切さを改めて書いてみたいと思います。

「そこにいる」それだけで上達の近道になる!

「別に朝早く起きなくてもいいじゃん!好きなときに滑りにいって、その時楽しめることをするよ!自由な遊びなんだし。」
管理人もずっとそう思っていました。リフトは夕方4時まで空いてるわけだし、ナイターだってあるし、何時にスキー場に行ったって、その時に楽しめること、上達できる何かは必ずあるはずだ。


確かに今でもそう思うことはあります。ただ、リフトが動いて間もない早朝の一本は、他のどの時間帯よりも上手くなれるエッセンスがたくさん含まれている。そう感じるようになりました。

ニセコでカービングターンをとことん練習しようと思い、先輩達がいつもニセコアンヌプリの朝イチを滑っているというので、自分も頻繁にアンヌプリに通うことに。
合い言葉は「825ゴンドラ」。8時25分にゴンドラ前に集合して朝イチのゴンドラに乗る。簡単そうで、これが結構難しいんですよね。8時25分にただ集合するだけでなく、ブーツを締めて、ワックスもはがして、リフト券持って、万全の状態で集合する。少しでも出遅れるとみんなは容赦なく8時30分の一番機に乗り込んでいる。
そうして何とかゲレンデ上部にたどりつき、ピステンでカービングにとりかかるわけですが、実際、今までやってきたカービングとはまったく感覚が違いました
何が違うかって、まず圧倒的に雪質が違う。きれいにピステンのかかった、ストレスの無い雪面。ターンを上達させる最も効率の良い方法は、何よりまずきれいなバーンで練習する。これを身をもって感じました。人の通ったラインの一切無いバーンでは、躊躇すること無く体を大胆に倒し込める。そして、一番機の最大のメリットは、前に誰も滑っていないこと!どんなにかっ飛ばしても、前方の人とぶつかる心配が無い!これらのシチュエーションは、午後に滑るときには絶対に味わえない。そう思いました。
「朝イチのリフト、間違いない!」と感じ、それから頻繁に825ゴンドラに通うになって思ったのが、この時間帯には実にたくさんの大先輩方、レジェンド達も姿を表すんですよね。

モーニングコーヒーよりも早いボトムターン

話は変わり去年の5月末のこと。
自分はニセコの山の裏側にある、とある温泉施設で半年間働くことになりました。宿の周りにはまだまだ雪がたんまり。近くには、ローカル達が春先に遊ぶ、有名なボウルセクションがあります。この年のボウルは、近年稀に見る形の良さ。
夜勤番だったその夜。「近くで車泊してるから」と電話が鳴りました。駐車場まで行ってみると、当サイトでもお馴染み佐々木勝巳氏廣田鉄平君の姿が。
「明日の朝モーニングコーヒー持ってきてよ」
コーヒーなんてお安い御用です。でも町から30分もかからないのに、なんでわざわざシャパク?ちなみに明日は文句のない晴天「THE DAY」が確定している日。

翌朝起きて、沸かしたコーヒーを言われた通り持っていきました。時刻は6時20分。駐車場に行き車を覗くと、アレ?もういない!パッと雪山に目をやると、誰かがボウルにドロップしている!テッペイ君でした。

雪が残るとはいえ5月末のニセコ、日中は雪がねばつき、板は思うように走りません。そこで、コンディションのいい朝イチを狙うため、わざわざ車泊したのでしょう。いいときにいい場所にいる先輩方。モーニングコーヒーより早いボトムターン。さすがです。
結局コーヒーは渡せず宿に戻り、昼過ぎに現場に行くと、カツミさんはもう帰るとのこと。「一発撮らせてもらえないですか?」とお願いすると、斜面をハイクしてくれいきなりこの一本!

さすがです!朝イチから体を慣らしていたカツミさんの動きはキレキレ!一発メイクで完璧なレイバックを披露し町へ戻っていきました。

2人のこの早朝セッションから始まる最高の一日が、こちらの動画で見られます

朝イチにその日一番の滑りをする

「朝イチのコンディションはいい」そんなことはわざわざ説明しなくても当たり前のことなのかもしれません。早起きは三文の徳。朝、頑張って早起きすれば、ゲレンデで素晴らしい世界が待っている。ただ難しいのは、それをずっと継続すること。

先シーズン、自分は富良野スキー場のシーズン券を買って滑っていました。ある時ニセコからカツミさんが来ると連絡が入り、一緒に滑ることに。もちろん朝の一番機です。ロープウェーでゲレンデ上部につき、さあ滑ろうとすると、GOPRO片手にカツミ氏「和也のこと撮るよ」とのこと。マジすか!正直に話すと、自分が富良野で毎日、朝の一番機に乗っていたかというと、そうではありませんでした。朝がいいことは分かるけど、ホームページ作りは夜が集中できる。あ、いい訳ですね。とにかく毎朝一番機で滑り込んでいなかった自分の滑りは、GOPRO越しに見れば、一目瞭然でした。朝の貴重な一本を犠牲にしてまで追い撮りしてくれたカツミさんのカメラアングルは完璧でしたが・・

後日ニセコに遊びにいった時、朝の重要性について、先輩からこんな名言を頂きました。
「和也、朝イチは決勝一本目と同じだからな!」
胸にグサリときました。朝イチは確かにコンディションがいい。だとしたら、その一本目に最高の滑りをしないと意味が無い。どちらかというと、朝イチで体をほぐしていきながら、徐々にギアを上げていく体質の自分。
単に「朝イチに滑ればいい」のではなく「朝イチにその日一番の滑りをする」
普段からその意識で滑っていれば、最高のパウダーの日や撮影の日に、のっけからキレキレの動きが出来る。そういうことなんですね。

もしあなたが朝が苦手で滑り出すのがお昼前だったり、朝一番のリフトに乗ったことがなかったりするのなら、来シーズンは騙されたと思って、がんばって早起きし、ぜひ一番機のリフトに乗ってみてください。
滑りのレベルに関わらず、いとも簡単に上達する要素が、静寂に包まれたスキー場にはたくさん詰まっているはずです。

上手くなるにはどうしたらいい?
①自分より上手い人と一緒に滑る②段取り8割、滑り2割③広い視野で滑る


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早朝の一本目を大切にする

朝イチには上達する要素が詰まっている

トッププロから学ぶ上達の心得

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