BS720 at バックカントリーキッカー
パウダーにめがけてぶっ飛ぼう。
パークキッカーよりもさらにスリルと浮遊感を求めたくなったら、友達を誘って山にジャンプ台を作りにいってみましょう。理想的なのは、パウダーで斜度のある斜面にめがけてジャンプ台を作ることですが、春のシャバ雪でも着地に斜度があれば、比較的安全なキッカーを作ることも出来るでしょう。ただしバックカントリーでジャンプを作ることは、怪我や雪崩など、あらゆる危険がつきまとうことは肝に銘じておきましょう。ビーコン、シャベル、ゾンデ等必要なギアは必ず携帯し、友達とコミュニケーションをとりながら危険に対する回避方法を共有しておくとよいでしょう。普段出来るトリックを、シチュエーションを変えてトライすることで、技の完成度を養っていきましょう。
いつもと勝手が違う!?バックカントリーキッカー
- まずは飛びやすさよりも安全性を重視して場所選び
- 飛びやすく、浮遊感があり、着地斜度がきちんとあるのが理想
- 一発目に飛ぶ人の動向を探る
- エッジ操作は最小限に、オーリーをしっかり入れよう
スキー場ではない、自然地形むき出しのバックカントリーにキッカーを作ることは、楽しさや浮遊感とは裏腹に、重大な事故や危険がすぐそばにつきまといます。ビーコン等の装備は必ず携帯し、あらゆるリスクを明確に想定しておきましょう。ハイシーズンは表層雪崩が起き、春先は固い障害物が斜面に転がっています。雪崩の通り道となる沢筋や沢の中は非常に危険です。着地した後の逃げ道もしっかり考えておくと良いでしょう。もし誰かが怪我をした場合に、車がある場所へきちんと運べるかを考えておくことも大切です。また、場所によってはキッカーを作らずにただ上から斜面を滑りたい他のグループもいます。あらゆる状況を把握してから、安全なジャンプ台作りをスタートさせましょう。
キッカーを作る時は、頭の中に創造力を目一杯働かせましょう。アプローチはきちんととれるか、リップの前でフラットな場所を作れるか、飛び出しでは極端にGがかからないか、飛ぶ方向は間違っていないか、着地に十分な斜度はあるか。今まで飛んできたジャンプ台を思い出し、友達の意見にもしっかり耳を傾けながら安全なジャンプ台作りを目指しましょう。
ジャンプ台が出来上がったら、たいていの場合はじゃんけんで飛ぶ順番が決まるでしょう。「俺が最初に飛ぶ」なんて心強い友達がいない場合は、じゃんけんで負けないことを祈るとよいでしょう。運良くトップバッターを免れたら、一番始めに飛ぶ実験台の人の、アプローチの早さ、オーリーがしっかりできたか、ジャンプの軌道、着地のスムーズさを目で見て、自分のスキルとやる技に置き換えてイメージしておきましょう。万が一トップバッターになってしまった時は、あまり無理はせず、イメージが万全に固めて、友達の実験台に徹しましょう。ただし、経験と場数を重ねていけば、コウタロウのように一発目からスタイリッシュなBS720を決められるようになるでしょう。
自分たちで作るジャンプは、パークのキッカーと比べるとやはり飛びづらいでしょう。特に、アプローチには注意してのぞむ必要があります。 なぜならたいていはアプローチのスピード感は早く、リップの上りが急に迫り、リップ自体も短いことが多いからです。体にはいつもより余計にGがかかるので、スピントリックを仕掛ける時は、エッジに頼り過ぎず、オーリーをしっかりかけて飛ぶようにするといいでしょう。自分たちの技量にあったキッカー作りを心掛け、安全に最大限配慮しながら、作るキッカーの大きさを徐々に上げていくと良いでしょう。