板を横にしてボックスをコスる(ノーズスライド)
50-50(まっすぐこすること)ができたらトライしてみよう。
50-50を安定して出来るようになり、ボックスを擦ることに恐怖心が無くなってきたら、次はボードを横向きにしてボックスの上をスライドさせてみましょう。 板を横にしてコスることを「ボードスライド」と言い、写真のようにノーズ部分だけを使うと「ノーズスライド(もしくはノーズプレス)」と呼びます。呼び方はどうであれ、ボードを横にしてボックスをコスることができれば、ボックスで出来るトリックは無限大に広がっていくでしょう。ツルッと転ばないように気をつけて、いざボードをスライドさせてみましょう。
1 リップを抜けるまではボードはまっすぐ!
ボードを横にしようが何をしようが、リップを抜けるまでは板を真っすぐに保つことが基本です。極端な話、ボックスに乗ってからでも板を横向きに出来ますので、アプローチではあまり焦らずまっすぐ進みましょう。
2 下半身だけで回さないこと
下半身だけで板を動かそうとするとボックス上でうまくコントロールできません。必ず上半身を使ってボードを回し込むようにしましょう。初めは板を横にするために後ろ肩を前方へ少しひねりますが、板がボックスをとらえる瞬間に前肩を逆方向にひねりましょう。このひねりが前足のプレスを楽にし、結果トリックのメリハリもつくようになるでしょう。
3 思う存分プレスしよう。
ボックスの上では目一杯ノーズに加重しましょう。ただし重心はボードの真上にキープしないと、体勢を崩してツルッと後ろへ転んだり、逆にトゥエッジがボックスに引っ掛かり前へ吹っ飛んだりするので注意しましょう。板のソール全体をフラットに踏み込むようにプレスするといいでしょう。
4 ひねりを戻して着地
ボックスの出口に差し掛かったら、逆方向にひねり合っていた上半身と下半身を元に戻しながら、メリハリよくボックスから飛び降りましょう。プレスしていた前足をしっかり弾いてアウトすることで、トリック全体が見栄えよくなるでしょう。