前を向いて止まる方法
ちゃんと止まれれば、思わぬクラッシュも少なくなる!

安全にスノーボードを楽しむ上で、「いつでもどこでも止まれること」はとても重要なアクションです。「そんなこと分かってるよー」と思っていても、ジャンプで着地した直後やボックスでトリックを決めた後は、時に頭の中が真っ白になってボードコントロールを失う事もしばしば。思わぬ転倒は思わぬ時に起こります。いついかなるときもボードをストップできるように、基本的な動きは何度も行って、体に染み込ませておきましょう。

1 止まるためにはまず真っすぐ進む

ボードの上での体勢が、定まっていない状態で止まろうとするとうまく止まれません。必ず少しまっすぐ進んで、重心が安定してから止まる動作を仕掛けます。はじめに後ろ肩を前方へひねっていく事で、板がスムーズに真横を向いてくれるでしょう。
2 後ろ足のかかとを前に押し出そう

引き続き後ろ肩を前方へひねりながら、後ろ足を前へ蹴っていきましょう。足全体ではなく、かかとを押し出すようにボードを回していきます。体をやや後ろへ傾けると、より楽に板をスライドできます。
3 終始かかと側のエッジで板を操作しよう

ボードが真横を向いたら、エッジへの加重をさらに強めます。つま先のエッジを掛けると逆エッジが掛かり、体が前に飛んでいってしまいます。終始かかとのエッジでボードコントロールを行うようにしましょう。