バスツアー?車?スキー場に行く手段あれこれ
どうやってスキー場に行くべきか!
「いざスノーボードに行こう!」
スノーボード未体験者がそう思い立っても、実際にゲレンデで板をはく前に考えておかないといけないことがあります。それは「スキー場への移動手段」。自動車、バス、電車、飛行機等、パッと思いつく手段は多々ありますが、それぞれにメリット、デメリットがあります。ここではそれぞれの移動方法についての特徴やアドバイスをご紹介します。
スキー場への移動手段
①車
最もポピュラーだが安全は自己責任
最も多くのスノーボーダーがスキー場へのアクセスに自家用車を用いるでしょう。好きなときに出発でき、コンビニ、トイレ休憩、現地でのちょっとした移動もお手のもの!ですが、スキー場へ向かう道は時に雪道に変わり、荒天時には運転の視界も危ぶまれます。また帰りの運転は疲れで眠気が襲います。夏期間の行楽地へのドライブと違い、スキー場までの運転は一層の気を引き締める必要があります。また、もちろんガソリン代や高速代もかかるので、お財布に優しく車を使いたければ、誰かと相乗りして一人当たりの負担を減らすのが得策ですし、疲れたら運転を交代できるので、できれば複数人数でドライブに出かけることをお勧めします。
②バス
[費用も手頃で出会いも期待できるバスツアー]
免許の無い方や学生に心強いのが、スキーツアー会社のバスツアーを利用することです。東京、名古屋、大阪など都心部から目的地へのバスへ乗り込み、ワイワイしたり眠ったりしているうちに、目的地へ着いてしまうという何とも嬉しい移動手段。ですが、「運転手さんちょっとコンビニ寄って!」なんて個人プレーは出来ず、トイレ休憩も時間が限られています。移動時間もゆっくり長めで深夜発が多く、バス発着地までは電車でボードバックを背負って赴く必要があります。何かと制約される部分が大きいですがその分価格も安く、一緒のバスに乗った他のグループと予期せぬ出会いも期待できるでしょう。
[とにかく安価に運んでくれる高速バス]
バスでの移動手段はバスツアー以外にも「高速バス」を用いる方法があります。バスツアーと同じく都心部から目的地までのバスに乗り込みスキー場方面に出発します。「とにかく安くスキー場エリアまで行きたい」という方にはうってつけの移動手段ですが、あくまで高速バスなので、必ずしもスキー場の目の前に連れて行ってくれる訳ではなく、時として高速道路の脇に降ろされる場合もあります。高速バスを利用する際は、バス停から目的のスキー場までの位置関係、移動手段も事前に考えておく必要があります。
③電車(新幹線)
やや高価だが迅速移動、着いたらすぐゲレンデ!が魅力
バスでの移動より多少値が張りますが、渋滞や悪天候を気にせず目的地までピューンと運んでくれるのが電車(新幹線)での移動でしょう。新幹線での移動で最も有名なスキー場が新潟県のガーラ湯沢スキー場で、駅の改札口がそのままゲレンデのベースセンターになっているという何とも素晴らしいゲレンデです。首都圏から2時間かからずあっという間に到着し、すぐスノーボードができます。「時間を節約したい」「移動が億劫」そんな方は新幹線に乗ってピューンとゲレンデも目指してみるのもいいでしょう。
④飛行機
北海道や遠方のエリアに行くのに抜群の機動力
北海道に滑りに行く場合、またはお住まいの地域から遥か遠方のスキー場へ滑りに行く場合に、圧倒的な機動力を発揮するのが飛行機です。もちろん目的地の空港からゲレンデまではバスやレンタカーを用いる必要がありますが、例えば北海道の場合、空港からゲレンデへは、バスや電車がとても便利に運行しています。言うまでもなく飛行機は予約する時期によって値段が全く違いますので、海を越え遠方へのスノーボード旅行を考えている方は、なるべく早くトリップの計画を立て、迅速に各種予約を行っておきましょう。
⑤フェリー & 車
時間のある方はぶらりフェリー旅
まとまった時間のある方や自分の車で北海道など遠方へ滑りに行きたい方に心強いのがフェリーを用いることです。時期にもよりますがフェリーは比較的、出港直前でも予約が可能ですが、やっぱり船なので移動時間はとても長いです(例えば茨城の大洗から北海道の苫小牧にフェリーで向かうと20時間近くかかります)。ただ、船内にはレストランやゲームセンター、大浴場などもありますので、ある意味時間を忘れてのんびりくつろぎながら移動できるのも魅力です。また、冬の日本海は荒れやすく、渡航中にバッコンバッコン揺れることも多いので、船酔いする方は覚悟が必要です。