スノーランプに入ろう
スノーボードイベントをもっと楽しもう。
スノーランプとは文字通り、雪で作られたスケートボードのランページのようなアイテムです。両側の壁やボトムの凹凸を使ってボードを上手く加速させることができれば、何度も壁を行き来することができるでしょう。平坦な場所や少ない雪でも作ることが出来るスノーランプは、イベントや試乗会でもしばしば出現します。スノーボードに欠かせない大切な動きが凝縮されているので、スノーランプを見かけたら積極的に入ってみましょう
※本解説では、昨シーズンの春に奥只見丸山スキー場で開催されたイベント「FUSION GARDEN」にて特設されたスノーランプの写真を使わせていただいております。
スノーランプの仕組みを知ろう
スノーランプはスケートのランプと同様に、一方の壁からドロップインし、もう一方の壁でリップトリックを仕掛け、再度訪れる壁でまた技を繰り出す・・を繰り返して遊ぶアイテムです。スケートランプに比べ雪の上は、板に加わる摩擦が大きいので、十分なスピードを確保するため、ボトム中央に加速用の凹凸がついています。アプローチの長さは常に一緒なので、壁を何度も上り下りするためには、壁に付いたRやボトムの凹凸を使って、いかにボードを漕げるか(パンピング)が鍵になってきます。
スノーランプでの基本的な動き①
初めは写真のように、上半身を前方へ開きながらボードを横にして、リップ(壁の角)をとらえてみましょう。前が常に見えているので、リップまでの距離感も掴みやすいでしょう。また、スピードが足りなくて壁の上まで届かなそうな時は、このやり方で強引にリップをとらえることも出来るはずです。リップから再び壁にドロップインする時は、上半身や腰を使って前加重を行い、極力スピードを付けていきましょう。
スノーランプでの基本的な動き②
次はハーフパイプのバックサイドの壁をイメージしながら、体を後方に開いてリップをとらえてみましょう。スピードが足りなそうな場合は上半身を引き上げながら壁を上り、スピードが付き過ぎている場合は逆に上半身をあまり使わずに壁を上ることで、うまくリップへのタイミングを図るとよいでしょう。また、スピードが十分ある場合は、それだけ長くリップをスライドさせることが出来るので、ランプの端からアプローチしてリップをとらえるのも手でしょう。この基本的な動き2つを織り交ぜて、スノーランプを何度も行き来出来るようになりましょう。