壁の角を使ってグラトリ(タップ&スピン)
イメージを膨らませて色んな遊びをしよう
コース脇のカベで遊んでいると、時おり上の写真のような角に出くわすことがあります。ここは色んな遊びを繰り出す絶好のポイント。初めは注意深く形状を観察して、どんな遊び方が出来るかイメージしてみましょう。イメージするときは、自分が得意とするグラトリやジャンプトリックと照らし合わせてみるとよいでしょう。最もオーソドックスな遊び方は「ジャンプ」ですが、飛ばなくても多彩な遊びができるでしょう。想像力を働かせて、できるアクションを増やしていきましょう。
スピンの最中でカベの頂点にタップしてみる
写真のアイテムは、しばらく続いていたコース脇の、終わりの角の部分です。カベの斜度も緩まり、前方も開けているので、ジャンプが好きな人にとっては絶好のキッカーポイントに映るでしょう。REAL-NICEGUY JUNはそれを、タップで当て込むべき障害物と見立てています。さらにはヒールサイドのエッジもかけやすいので、フロントサイド360を応用しながら当て込んでいるのが分かります。
- 絶妙なタイミングで少し跳ねる
- 当て込んだ後は反動が来る。
- 回転力をしっかり止めよう
アプローチで少し強めにエッジを掛けるものの、しっかり板に加重し重心を正しくキープすることで、スピンへのパワーを貯めながらまっすぐアイテムに向かいます。ただしリップの角までまっすぐ粘るのではなく、少し早めに離陸してスピンをスタートさせています。進入スピードに合わせて踏み切るタイミングを図るといいでしょう。ジャンプのピークが角に来るように、絶妙なタイミングで離陸しましょう。
体を少し遅らせながらFS360を仕掛け、角にノーズを当て込みましょう。この時ボードが180以上回っていた方が、着地の回転力が失われにくくなるでしょう。角に当て込んだ直後は、もちろんその反動が体に伝わってきます。体だけ吹っ飛んでいかないように、上半身を前方へかぶせておくと良いでしょう。
はじめのうちは角にかするくらいのさじ加減で当て込み、慣れてきたらより強くタップしていくといいでしょう。当て込みながら宙に飛んでいく感覚を味わいながら、なるべく空中では下半身を引き付けて、徐々に着地の準備を始めます。真下の雪面を見ながら斜度に上手く合わせてランディングを行うでしょう。余計な回転を殺すために、後ろ足で板を水平に踏み込むと良いでしょう。
一つの地形を色んな視点から見れるようになろう。
もちろんオーソドックスにジャンプトリックを仕掛けるのも一つの遊び方です。グラトリで出来る技、キッカーで練習中の技をチョイスしていけば、そのトリックの経験値やリカバリー緑も上がります。ただし飛ぶときは、着地の斜度が十分にあるか(写真のRED-KAZUYAは斜度に対して少し飛び過ぎです)、着地後のコースに人がいないかは入念にチェックしておきましょう。