コース脇の壁でジャンプ(バックサイド)
バックサイドの壁でトゥイークやメソッドグラブを仕掛けよう
フロントサイド側の壁を使ってジャンプできるようになったら、今度は反対側の壁でも遊べるようになりましょう。バックサイドの壁でグラブしやすい代表的なトリックは、ずばりトゥイークです。周囲をアッと惹き付けるダイナミックな空中姿勢を繰り出して、コース脇をパークのように流していきましょう。フロントサイド、バックサイドを選り好みせずに、まんべんなくトライすることで、フリーランに安定感を生み出していきましょう。
1 飛ぶ軌道を決めてエントリーしよう
コースサイドに飛べそうなリップを見つけたら、まずはジャンプする軌道を決めておきましょう。ストレートジャンプのように飛ぶか(水色)、ハーフパイプのように飛ぶか(紫色)は自由ですが、いずれにせよ飛んだ後の安全確保が大切です。着地後にきちんとボードコントロールできるように、スピード調節とアプローチラインを確実に行うと良いでしょう。
YO君はこの壁をハーフパイプのように飛んでいます。その場合、直前にしっかりとSの字のターンを行い、臨機応変にエッジを切り返せるようにしておきましょう。
2 オーリーする瞬間はボードをフラットに
リップをのぼる直前はヒールエッジに力強く加重してボードをさらに加速させていきましょう。ただし、リップを上り出したら体を前方へかぶせながらボードをフラットにしていきます。上半身が前に被さっていても、腰から下の重心がボードの真上にあれば、スムーズに飛び出すことが出来るでしょう。くれぐれもエッジの掛け過ぎには気をつけましょう。
3 引き付けて掴んでからひねろう。
上手くオーリーすることができたら、空中でお腹に力を入れて下半身を胸へ引き寄せていきましょう。前の手でヒールサイドのエッジをグラブしながら、後ろ肩を前方へテンポよくひねります。上半身をしっかりとひねればTWEAKの姿勢を取りやすくなり、グラブを離した後にボードがまっすぐ戻りやすくなるはずです。
4 多少のフラット着地は想定しておく
もともとジャンプするために作られているアイテムではないので、壁によってはランディングの斜度が緩い場合もあるでしょう。その場合、高く飛べば飛ぶほど落差が大きくなり、着地の衝撃もキツくなりますが、飛んでしまったものは仕方ありません。ランディングでは全身全霊を衝撃吸収に集中させましょう。膝や腰を痛めている人は、無理はせず体にやさしいアイテムを選ぶと良いでしょう。
5 メソッドグラブにもチャレンジ
空中でなかなか体をひねることが出来ない人は、メソッドグラブにトライしてみるといいでしょう。メソッドグラブは、前手でヒールエッジを掴んでから、体をひねるのではなく、体を思いきり反り上げるトリックです。TWEAKと同じくしっかりとボードを引き付けてグラブをした後に、弓のように大胆に体を反ってみましょう。