ビンディング各部の微調整の方法
さらに微調整すれば、滑りがもっとよくなる!?

ビンディングをボードにうまく取り付けることができましたか?ビンディングは、各部をさらに微調整することで、より合理的なフィット感を得ることができます。お気に入りのビンディングをていねいに調整して、滑りに最大限活かしていきましょう。

【微調整その1】 前後の位置の調整

ビンディングを取り付けたらブーツをはめて、真横から取り付けた位置を確認してみましょう。
写真の「ベスポジ」のように、つま先とかかとが同じ割合ではみ出てるのが理想です。どちらかが極端にはみ出ていると、深いターンをした時にブーツが雪面に当たってしまう恐れがあるので、ビンディングの前後の位置を調整する必要があります。
【改善策①センターディスクの向きを変える】

はみ出している度合いが少ない場合は、ディスクの向きを縦にしてネジを差し込む場所を調整するとよいでしょう。ただしディスクを縦にすると、横方向への微調整が利かなくなります。その場合は横方向への調整はネジ穴の場所を変えることで対応しましょう。
【改善策②ヒールカップの位置を縮める】

ビンディングのサイズがブーツに比べて多少大きいときは、ヒールカップのネジを外してビンディングの幅を縮めてしまうと良いでしょう。小さいビンディングの場合は反対にヒールカップを広げれば、ブーツを付ける時に余裕が生まれるでしょう。
【微調整その2】 ハイバックのフォワードリーン

最近はこの機能を使用する人は少なくなりましたが、フォワードリーンアジャスターをいじることで、ハイバックを前に傾けて、前傾姿勢を取りやすくすることができます。カービングターンをするときのエッジングの反応を早くし、よりキレのある動きが可能になりますが、その分足元の遊びが無くなり、場合によっては足が痛くなることも有りますので、少しずつ入れていくことをお勧めします。最近のビンディングはハイバックについたレバー(アジャスター)を引き上げるだけで、ワンタッチでフォワードリーンを調整出来るようになりました。

【微調整その3】 ハイバックのローテーション

ハイバックのローテーションは、調整しておいて損はありません。特に前足は角度をある程度前へ振りますので、どうしてもハイバックがエッジの向きに対してずれてしまいます。ハイバックの付け根のネジを調整すれば、ハイバックとエッジの角度を平行に保つことができます。そうすればかかと側に体重を乗せた時に、パワーを殺すことなくスムーズにエッジに伝えることができるのです。
ビンディングの取り付け完成!雪山へレッツゴー!

長い時間に渡る作業お疲れさまでした!あとはスキー場で実際に試してみるだけです。 しっくり来なかったら、その都度調整し直して、どんどん自分流にカスタマイズしていきましょう!