プロライダーが使用するスノーボード⑥
堂前和也(どうまえかずや)
NITRO "QUIVER POW154"
独特の乗り味が病み付きになる極太ショートボード
当サイトと親交の深いライダーさん達の使用ボードをご紹介する第6弾は、このサイトを制作している私・堂前和也が愛用するボードをご紹介します。
北海道上富良野町を拠点に、以下で紹介するボードに乗ってパウダーやバックカントリーで滑っています。
※工藤洸平の使用ギア:DRAKE TEAM & FIFTY BINDING
※中井孝治のスノーボードの選び方は?
※吉田啓介の使用ボード:SALOMON ASSASIN
※プロライダーはどうやって板を選んでいるの?
3年目を迎えた極太ショートボードの威力
NITRO QUIVER POW154
AUSTIN SMITHのオレゴンの自宅で、フリーハンドでデザインされたQUIVER POW。パウダーでの浮力を損なうことなく、できる限りクイックな動きができるように設計されたというように、木の中、急斜面での抜群のボードコントロールが魅力!とはいえオープンバーンでも驚くほどのビッグターンを刻めます。ジャンプもお手の物。開発から3シーズン目にして「ACT SNOWBOARDING」による「2016 BEST SNOWBOARD OF THE YEAR」を受賞した確かなモデル。
サイズ展開:154cm ボード形状:テーパード・スワローテール キャンバー構造:スタンダードキャンバー
趣の異なる3本の傑作フリーライドボード
NITRO QUIVERシリーズは、「DRINK WATER」でもお馴染みのアメリカの激シブライダーBRYAN FOXとAUSTIN SMITHによって開発された、彼らのシグネチャーシリーズです。 POW154は3年前のリリース当初からラインナップにあったモデル。今期からは新しくMTN160とCANNON183が加わり、あらゆる状況でも趣の異なる乗り味を楽しめる、3本の傑作フリーライドボードが揃いました。
浮力はあるが小回りもきき、木の中や急斜面も得意なPOW、バランスのとれたオールマウンテンボードMTN、ドン深パウダーや大きな斜面で威力を発揮するCANNON。
ちなみにBRYANとAUSTINは、ここ数年は毎年のように北海道に来てるほどの大のJAPOW好きで、QUIVERは日本でも彼らによってテストライドが行われています。どうやら来期はラインナップも大幅に増える予定だそうで、今後もQUIVERシリーズから目が離せません。
斬新な乗り味と確かな浮力をもつPOW
HEELSIDE POWTURN
AT HOKKAIDO BACK COUNTRY
QUIVER POWは、ボードの全長を大幅に短くし、その分ウエスト幅を広げたいわゆる「ファット&ショートボード」。乗ってみてまず驚いたのが、ターン時の乗り心地がいつもと全く違うことでした。太い分からだを大胆に倒し込めるからでしょうか、とにかくターンのキレがよく、コースをカービングしてるだけで新鮮な感覚でした。
テールはかなり短いですが乗っていて短いと感じることはなく、操作性は抜群で小回りもきき、キャンバー構造なので反発もよくジャンプもよく跳ねて面白いです。
そして何より、短いのにパウダーで浮力がたっぷりあること。パウダーエリアで「板を浮かせなきゃ」と意識しなくても勝手に板が浮いてくれるが嬉しいですね。木の中や急斜面などクイックなボードさばきが必要な場所でも頼りになり、とはいえ一枚バーンでは豪快に大きくターンすることができます。
QUIVER POWのようにユニークな極太ショートボードを一本持っておけば、滑りの感性や幅が広がって、スノーボードがもっと楽しくなると思います!
堂前和也(どうまえかずや)
北海道上富良野町在住
身長165cm 体重57kg
レギュラースタンス
スタンス幅54cm 前21°後ろ-6°
sponsor:NITRO, POW GLOVES,SLIMWORKS, HOTCAKES