コース脇でパウダーを飛ばす② 実践編
爽快にコースサイドの雪をまき散らそう。
まだ誰も滑っていないツルツルなコース端を見つけて思いきりスプレーを上げてみましょう。できればパウダースノーでトライしたいところですが、春先のシャリシャリな雪でも十分爽快に雪をまき散らすことができるでしょう。ポールやフェンスはくれぐれも壊さないように、コース脇の楽しみを増やしていきましょう。 ※基本編
1 【アプローチ】標的を決めてターンしていく
アプローチではカービングターンを行いながら、自分がスプレーを上げる場所にあらかじめ狙いを定めておきましょう。その際当て込むターゲットは少し遠目に設定しておいた方が、スピード調節をきちんと行うことができるでしょう。一定のリズムを保ちながら、じわりじわりとアプローチを行っていきましょう。
2 【当て込む直前】Sの字の軌道で進入すると◎
ちょうどアルファベットのSの字を描くようにターンしながら、当て込む場所へ進入していきましょう。重心をボードの真上にしっかりキープしながら、目線は前方を見続けて、慎重にエッジをかかと側からつま先側へと乗せ換えていきます。スピードに応じて体を前へ倒しながら、徐々に姿勢を低くしてピークに備えるとよいでしょう。狙い通りの場所にきちんと行けるように、日頃からカービングターンの練習をしっかり行っておきましょう。
3 【当て込む瞬間】腰を乗せて雪面を踏み込もう
狙い通りの場所までたどり着いたら、両肩は高い位置に保ちながら、腰をボードに乗せて後ろ足で思いきり雪面を踏み込みましょう。ただしスプレーを上げるといっても、ターンの動きの延長であることをお忘れなく。気張り過ぎて当て込む場所ばかり見てしまうと、スピードが大幅に減速してしまいます。スプレーの上がり方を見たい気持ちはなるべく抑えて、目線は極力進行方向に向けると良いでしょう。
4【スプレー後】自分の通ったラインを見てみよう。
スプレーが上がると気持ちいいですが、滑っている最中は舞い上がっている雪を自分ではなかなか見ることが出来ません。そこでスプレーを上げた後に、滑ったラインを観察しながら自分のライディングを推測してみると良いでしょう。エッジの跡はきれいな弧を描いているか、スプレー(雪)は均等に飛び散っているか等を観察しておけば、自分がどんな風にスプレーを上げたのかが次第に分かってくるでしょう。自分の滑りを客観的に見ることが出来たら、それを元にもっといいスプレーが上がるように再度トライしてみましょう。