コース脇でターンしてパウダーを巻き散らそう①基本編
初心者にも手軽で安全な「ハジパウ」を堪能しよう
パウダースノーはなにもバックカントリーやゲレンデ管理区域外に行かなくても、ゲレンデの身近な場所に潜んでいます。
前日に雪がたくさん降ったなら、まずは普段滑っているゲレンデに潜む、魅惑のパウダースポットを満喫できるようになりましょう。
ここではとりわけ初中級者でも安全に楽しめるゲレンデ脇のパウダー「ハジパウ」をたしなむ心得をご紹介します。
ハジパウを存分に楽しむ心得
①圧雪車が通らないコース脇に着目
スキー場はたいてい夜か早朝に、コース内を圧雪車で整備しています。スノーボーダーやスキーヤーが滑りやすいように、夜通しコースの雪を踏んできれいにしてくれているんですね。スキー場によっては「非圧雪コース」と銘打って、新雪、パウダースノーを満喫してもらうために、あえて雪を踏まないゾーンを設けているところもありますが、たいていのコースはパウダーが降ろうが降るまいが容赦なく圧雪をかけていきます。
ただしコース全体をくまなく整備できるかというとそうではなく、特にコース脇はパウダースノーが運良く!?そのままの状態で残っています。いわゆる「ハジパウ」というやつです。どうせならこのハジパウを食ってしまわない手はありません。。
②ターンの弧がハジパウに届くように調整
リフトの上からハジパウを確認したら、できるだけ急いでその場所に移動しましょう。パウダーの上をスムーズに滑るには、斜度にもよりますがある程度のスピードが必要です。圧雪された場所を使ってスピードをつけ、潔くパウダーに突っ込みましょう。
ただ単にまっすぐパウダーの上を通過するのも十分楽しいですが、ターンを利用してハジパウに突っ込めば、雪しぶきが扇状に舞い上がり、新たな楽しみにも繋がるでしょう。
雪しぶきを上げる目標を定めたら、圧雪コースで直前のターンをしっかり行い、ちょうどターンの弧がハジパウに届くように調整して突っ込んでいきましょう。ターンの加速感とパウダーの浮遊感が相重なりあい、同時に雪しぶきも舞い上がるはずです。
③みんなハジパウを狙っている
ハジパウは一期一会です。たいていのスキーヤーもスノーボーダーも、みんなハジパウが大好きです。できれば早起きして誰よりも早くリフトに乗ることが、ハジパウを存分に堪能するもっとも効果的な方法です。コース脇に誰かのライン(自分のも含めて)がついていたら、そのラインをずらして可能な限りパウダーを巻き散らしていきましょう。