北海道はどれくらい寒い?滑る服装や防寒対策
平均気温は基本マイナス!万全の防寒具でレッツゴー!
北海道スノーボードは極端に言えば、「行ってきます」と家のドアを開けた瞬間に、冷凍庫の中に飛び込んでいくようなイメージです。「寒くて当たり前」そんな心構えで防寒対策を整えて北海道に向かうのが賢明です。
エリアや天気による、寒さの質の違い
北海道には寒さのパターンがいくつかあります。的確な防寒対策をとれるように、あらかじめ寒さの質を知っておきましょう。
海側と内陸の寒さの違い
札幌やニセコ近郊は日本海にほど近く、海からの水分も多く含んでいるので、シーズン中は豊富な雪がこのエリアに降り注ぎます。逆に言えば雪が降るほど湿度が高く、しっとりとした寒さの日が多いです。反対に富良野やトマム、旭川など、海から離れた内陸の地域では空気は乾燥していて、キーンと肌に刺すような、信じられない寒さを体感できるでしょう。
強風や吹雪の日は体感温度がさらに下がる
同じ気温でも風があると無いとでは体感する寒さも違います。特にシーズン中は強風がゲレンデを襲う日も多く、そんな日は体感温度がグッと下がると認識しておくとよいでしょう。
晴れた日の朝は要注意!放射冷却の存在
「雲一つない晴れの日の朝」実はこれが北海道のシーズン中で最も気温が下がる要因の一つです。いわゆる「放射冷却」とは、地表面が熱を放射して温度が下がり、付近の気温が下がる現象のことで、風が弱く晴れた日の夜から明け方にかけて、冷え込みが厳しくなることがあります。「北海道●●地方でマイナス30°を記録」なんて耳を疑うニュースが飛び込んでくるときは、たいていが放射冷却によるものです。
北海道でマストの防寒対策まとめ
北海道が寒いのは十分に分かりました。というか寒いに決まってます。それでも、できれば暖かく快適にスノーボードを楽しみたい。ここでは、そのための基本となる防寒対策をご紹介します。
正しいレイヤリングはマスト!
「ファーストレイヤー、セカンドレイヤー、アウター」この組み合わせで重ね着していくのが北海道を快適に滑る上での絶対的条件になります。Tシャツ、ロンT、パーカーなどの綿類は御法度です。なるべく吸湿速乾性に優れた素材のものを選びましょう。詳しくはこちら
寒がりの人はレイヤーを重ねてみよう
フリースとインナーダウンの「ダブルセカンドレイヤー」
一番下にファーストレイヤーを着て、フリース、インナーダウンの順に重ね着し、最後にアウター、という4枚のレイヤリングは極寒の北海道にてかなり通用する着こなし方になります。
ファーストレイヤーを重ね着する
それでも寒い場合はいっその事ファーストレイヤーを重ね着してみるのも手です。分厚いもの1枚よりも薄いものを2枚着た方が保温効果は高まります。動きやすいように一枚はなるべく薄手のものを選ぶと良いでしょう。
保温性に特化したファーストレイヤーを試してみる
ファーストレイヤーの中には保温性が抜群で、たった1枚を素肌の上に着ているだけなのに信じられない程暖かいものもあります。寒がりの人は直接肌に触れるファーストレイヤーをより優れたものにして、保温力を内側から高めていくと良いでしょう。
※当サイトのオススメは the north faceのICE BREAKERシリーズ。これ1枚で保温力が圧倒的に変わります!
流行のビブパンツは絶大な威力を発揮
ここ数年で爆発的なブームを見せているビブパンツは、やはり北海道などの極寒エリアでも抜群の威力を発揮します。転んでもパウダーに埋もれても、雪が腰回りから一切進入してこないのは本当に強みです。北海道をベースに活動するプロや地元ライダーの多くもビブパンツを愛用しています。
手先もしっかり防寒インナーグローブ
グローブの下に着用する薄手のインナーグローブはちょうどファーストレイヤーに効能がよく似ていて、あると無いとでは手先の暖かさがガラリと変わります。
首から上をすっぽり覆うバラクラバ
バラクラバとはいわゆる目出し帽のことで、目や鼻、口以外の頭部をすっぽり覆って保温力を圧倒的に高めてくれます。寒さの厳しい日はバラクラバの上にさらにビーニーをかぶると安心です。
足もとホッカイロはかなり有効!
防寒対策を取りにくく、寒さを敏感に感じやすい箇所、それは足元です。リフトに乗ってて足先が寒いけど、ブーツサイズの問題で靴下を2枚履くわけにもいかないし・・そんなときは市販のホッカイロを忍ばせましょう。サイト管理人はどうしようもなく寒い日は貼るタイプを足の甲に貼っています。ホッカイロは北海道トリップのいたる場面で重宝するので、あらかじめ複数個準備しておくと良いでしょう。