傾いている斜面でターンしてみよう
ゲレンデの斜面は水平とは限らない!?
スキー場のコースは場所によっては、写真のように雪面が進行方向に対して傾いている箇所もあります。このような斜面を「カタむいたシャメン」で「カタシャ」と呼びます。カタシャでもボードコントロール出来るようになりましょう。
1 通過する前に地形を把握する
ここでもう一度、傾いた斜面について理解しておきましょう。ゲレンデを滑っていて、上のようなコースに出くわした事はありませんか?「まっすぐ滑り降りたいのに、コースが傾いている !」単純に考えると、左側の気の中に吸い込まれてしまいそうです。
2 直線よりもターンを刻んだ方が安全
「傾いていて何か嫌だから、チョッカってしまえ!」と思うかも知れません。(※チョッカる=ターンせず直線で下る)それでも平気と言えば平気ですが、常にチョッカってしまうと、場合によってはスピードが付き過ぎて危険な可能性もあります。やはり地形に沿って、ターンの弧を刻めた方がスピードコントロールは容易に行えるでしょう。
3 山側のターンは上体が遅れないように
山側のターンはさほど難しくは感じないでしょう。なぜならターンに入る前は、言わば上り坂ですから、スピードもあまり出ないからです。ここでの注意点は、ターン時の両肩の位置があまり下がり過ぎないようにする事。特に後ろ肩が下がっていると、ターン後にしりもちをついてしまいかねません。上半身をうまく使ってターンを行うようにしましょう。
4 谷側のターンは要注意!
山側のターンを終えたら更なる注意が必要です。なぜならボードは下り坂に入っていますので、スピードは当然増してくるからです。さらにターンのピークでは、ボードに強いG(重力)が加わります。このGに負けずにターンするためには、早くからターンの出口方向に目線を送り、膝を曲げ体を傾けてボードに加重していく必要があります。
このようにカタシャでは、ターン時に加わるGが左右で違うことを理解しておきましょう。
横カベでクルッと回ろう。