ステールフィッシュ/stalefish
奥深いグラブトリックをさりげなく決めよう!
ステールフィッシュは後ろ手でヒールエッジを掴むグラブです。掴みながら後ろ足を伸ばして(ポークして)スタイルを入れたりもできます。
【アプローチ〜踏み切り】真っすぐ抜けるのがベスト
リップを上っている間はグラブのことはあまり考えずに、リップの角度に合わせて重心を垂直に保ちながら、とにかく板を真っすぐにキープしましょう。後ろ足を踏み切るタイミングはストレートエアと同じです。飛ぶ前からグラブのことを意識し過ぎるとヒールエッジが意図せず掛かってまっすぐ飛べなくなるので注意しましょう。
【リップを抜けてから】無理に掴むとバランスが崩れる
リップを抜けた直後も、後ろ手はグラブに意識を回すのではなく、肩を引き上げてボードが持ち上がってくるのを待ちます。板が自分側に引き付いてきたら前手をバックサイド方向にひねってバランスを取りながら、、後ろ手でヒールエッジを添えるようにしてグラブしましょう。ボードが引き付く前に無理にグラブしようとすると、体が遅れて着地でしりもちを付いてしまいます。※ダイスケは手足が長いため、踏み切ってすぐに手を差し伸べてますが、もう少し板が引き付くのを待ってから掴みにいった方が無難でしょう。
【空中姿勢】上半身でスタイルをコントロール
オーリーとグラブのタイミングがバッチリ決まると、エアのピークを過ぎてから一瞬の間を感じることができます。慣れてきたらこの瞬間に自分なりの味付けが出来るようになりましょう。ダイスケの場合板を90度シフトさせて、後ろ足をボーン(伸ばす)させています。シフトは、tweakの原理と同じく、上半身を逆にひねってボードを動かしていきます。ボーンも、ただ下半身だけで蹴り込むのではなく、前肩主導でコントロールしていくとよいでしょう。上半身を上手く連動させて、自分なりのステールフィッシュを模索していきましょう。
【着地】ひねった体を戻して板を真っすぐに
エアのピークを過ぎて少し立ってから着地の準備に入りましょう。ランディング地点を見ながら、ひねっていた上半身を戻すことで、ボードは再び真っすぐに戻り始めます。お腹に力を入れて重心をボードの真上に保ちながら、着地がきたら体全体で衝撃を吸収してランディングを行いましょう。