初心者必見!初めてのバックサイド180②
少しズルをして半回転してみよう
ジャンプしないで後ろ向きに半回転出来るようになりましたか?今度はその動きの中に、オーリーの動作を組み込んでみましょう。言ってしまえば「ズル」ですが、次に繋がる「ズル」だと思ってぜひトライしてみましょう。
1 ステップ①と同じようにアプローチ
飛ばないバックサイド180の時と同じように、どちらのエッジも掛けない基本姿勢の状態から、徐々につま先側へ加重していきましょう。スピンのきっかけがなかなか掴めない人は、緩やかなトゥサイドターンをして、ターンのピークを過ぎてから180の準備を始めるとうまくいくでしょう。ステップ①と違ってこれからオーリーを掛けるので、膝を曲げて徐々に後ろ足に力を貯めていくのがポイントです。
2 上体を浮かすタイミングで踏み切る
ステップ①では上半身を浮かせながら、板にかかる負荷を軽くして回し込みましたが、今回はこのタイミングでオーリーを掛けてみます。板が回り出してからどのタイミングでジャンプしても構いません。ただし雪面を蹴る瞬間に、上半身の引き上げも忘れないようにしましょう。もともと板は回転し始めているので、スピンが足りなくなる心配はないでしょう。ジャンプを仕掛ける前に腰の位置が高いと、ヒールエッジ側の逆エッジを食らう恐れがあるので気をつけましょう。
3 脇を締めフェイキーで滑ろう
飛んでからの目線は真下の雪面に向けて、ボードとの距離感を把握しておきます。前が見えなくて怖いかもしれませんがそこは何とか我慢して、腰の位置を極力ボードの真上に保てるように努めましょう。前方が見えなくても板の上の体勢が安定していれば、大きくバランスを崩すことはありません。180したら徐々に目線を進行方向に向けて、そのままフェイキーで滑るか、安全にレギュラーに戻しましょう。
ステップ③ 初めからジャンプして180
スピンとジャンプの両方の感覚を掴んだら、いよいよターンする前にジャンプして180してみましょう。ステップ②の、ジャンプするタイミングをどんどん早くしていけば、飛んでから板が回る量が増えていくはずです。最終的にはボードが真っすぐの状態から、空中でボードを半回転出来るようにしますが、踏み切り時の上半身の引き上げを忘れずに行うことがポイントです。何度もトライして180のメカニズムを体に叩き込んでいきましょう。