【パウダーを滑ろう】佐藤秀平
クリフジャンプ〜パウターン
アドレナリンみなぎる王道ルーティーン
「ジャンプしてからターン」は多くの人が憧れる、パウダーライドの花形ルーティーンです。クリフやマッシュを飛び、着地後についたスピードをフルに活かして、思い切りパウダースプレーを巻き散らす!そんな爽快感あふれるパウダーライドの一例を、佐藤秀平くん(SIMS)の実際のランとともにご紹介します。
仲間に見守られながらドロップイン
万が一のことは常に想定
最強クルー「STONP」の撮影で道北エリアを訪れていた佐藤秀平くん。3月終わりの「恵みのパウダー」が前日に降り注いだため、一行はポイントチェックを兼ねながらも、それぞれがこの一期一会のパウダースノーを堪能しようと周囲をハイクアップ。秀平くんは早々に手頃なサイズのクリフと、その下にパウダーたっぷりのオープンバーンが広がる斜面を見つけドロップインします。尾根の上には工藤コウヘイ君(DRAKE)と吉田ケイスケ君(SALOMON)が、秀平君のライドを注意深く見守っています。もしも何かあってもすぐに駆けつけられる場所に仲間がいるのは本当に心強いですね。
クリフドロップからオープンバーンへ
CLIFF DROP BY SHUHEI SATO
※スライド写真を一枚ずつ見るにはこちら
直前までにスピード調整し崖をスッと落ちる
お目当てのクリフまでトゥサイドエッジに乗ってアプローチし、飛び出し口の直前にヒールサイドターンをしてスピードを調整。キレのあるターンをしているので、雪しぶきは進行方向の脇に巻き散り、踏み切り時の視界を妨害していません。
踏み切りではオーリーは強くかけずに、地形に合わせてスッと落ちるようにジャンプし、ややフラットな着地に対応するため、膝を大胆に伸縮させランディングの衝撃に耐えています。
着地後の勢いでスピードはグングン加速
着地をクリーンに決め、そのまま勢いをつけてパウダーたっぷりのオープンバーンに突っ込む秀平君。スピードはみるみる加速し、通ったラインに白煙が巻き上がっています。ここまで来たらやることはただ一つ!思い切りかましちゃって下さい秀平君!
爽快なヒールサイド・パウターン
「気持ちよさそー!」なヒールサイドパウターン
※スライド写真を一枚ずつ見るにはこちら
雪しぶきとアドレナリンを全開に巻き散らす
クリフドロップをメイクした快感、目の前に広がるパウダー斜面、スピードは全開・・・こんなエキサイティングなシチュエーションでアドレナリンが出ないわけがありません。そんな中、秀平君は割と冷静そうに、キレのあるクイックなヒールサイドターンをかまします。流石はハーフパイプの国際大会を幾度となく回ってきた秀平君。巻き上がる雪しぶきは扇状にきれいに広がり、ターンの精度を見事に表しています。パウターンを繰り出した秀平君がアドレナリンをどれだけ放出したかは知りませんが、少なくとも見ている側には十分な興奮を与えてくれる、スカッとするようなパウダーライドでした!
佐藤秀平(さとうしゅうへい)
身長165cm 体重54kg
レギュラースタンス
スタンス幅52.5cm 角度 前15° 後ろ-9°
sponsor:SIMS, 686, ELECTRIC, FLUX BINDING,KONA SURF