初心者のための ボード選びQ&A
ボードを購入するときの疑問や不安はここで解消しよう
生まれて初めて買うスノーボード。正直、何を選んでいいのかさっぱり見当がつかない人も多いことでしょう。 ネットショップで手軽に板を買える時代にはなったけど、商品と値段が並んでるだけじゃ、分からないことだらけだよー。というわけで、ここでは初心者がボードを選ぶ際に感じる疑問、質問にお答えしていきます。それでも分からないことはこちらまでメールを。回答を記事に反映させていただきます。
Q:ボードは柔らかければ柔らかいほどいいの?
A:慣れないうちは柔らかい板の方が断然乗りやすい。が、ある程度滑れるようになってくると物足りなくなってくる。
「初心者が乗るボードは、柔らかい方がいい」これはもはや疑われることのない定説でしょう。どのショップに行っても言われるでしょうし、どの雑誌を見ても書いてあるでしょう。それでは初心者が一本目に購入する板は、柔らかければ柔らかいほどよいのでしょうか??
この質問の答えは、スノーボードに行く頻度や、上達の度合いに関わってきます。
スノボを始めてしばらくは、緩斜面での反復練習が必要でしょう。きちんと止まれる練習や、エッジを切り返す練習をしっかり行うことで、滑れるコースも徐々に増えていくのです。これらの練習には、柔らかいボードの方が断然やりやすいです。例えば「今シーズンはスノボに行けるのはせいぜい2、3回」という人には、柔らければ柔らかいほどスノーボードがハッピーに感じるでしょう。
一方で「今年からスノボを始めるけど、毎週のようにガンガン行きたい」人や、運動神経には自信がある人は、大ゴケして心が折れない限りは、上達して滑れるコースもどんどん増えてくるでしょう。
そういう人は、先を見越して少し反発の強い板をチョイスしてもよいでしょう。
硬い板には絶対乗れないの?
A:そんなことはありません。確かに初めは苦労するでしょうが、上達するにつれて、すごく頼りがいのある板に感じてくるでしょう。
硬いボードの特徴は、スピードが出ている時には安定感があるが、低速時はボードコントロールが難しくなります。つまり、初めは低スピードで練習する初心者にとって、硬い板だと思うように板を動かせず苦労するかもしれません。
漫画「巨人の星」の「大リーグボール養成ギブス」をご存知ですか?
大リーグボール養成ギプスというのは、野球少年である星飛雄馬が全身の筋肉を鍛えて「大リーグボール」という魔球を投げられるようにと、父である星一徹が与えたトレーニング器具の一種。
その仕組みは、全身を太いバネで覆うことで、例えば腕をちょと動かすにもバネの反発力に対抗しなくてはならず、その結果として筋肉が鍛えられるというようになっています
もし、硬いボードをチョイスしてしまったら、「大リーグボール養成ギブス」を思い出して下さい。初めは板を扱うのが大変かも知れませんが、シーズンを終える頃には、間違いなくスノーボードで使う筋力がアップしているでしょう。さらに、2本目のボードを買う時には、一本目のときより乗りこなせるボードの数もが増えているでしょう。
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